【2026年最新】凸凹の書き順と画数!実は9割が勘違いする筆順のコツ
手書きの機会が減った現代でも、ふとした書類の記入や子どもの学習指導で書く機会が訪れる「凸」と「凹」。記号のようにも見える極めて特徴的な形状から、「そもそも何画なのか」「どこから書き始めるのが正しいのか」とペン先を止めてしまった経験を持つ人は少なくありません。
文化庁の「常用漢字表」や日本漢字能力検定(漢検)の基準において、この2文字には明確かつ合理的な筆順ルールが定められています。日常で見落としがちな画数の罠から、一発で覚えられる実践的な運筆テクニックまで、知的好奇心を満たすポイントを分かりやすく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「凸」も「凹」も総画数はともに5画であり、1画目はどちらも「左端の縦棒」から書き始めるのが正解。
- 要点2:角(かど)が多い形状のため6〜7画と誤認されやすいものの、「折れ(転折)」を1画としてカウントする筆順ルールが適用される。
- 要点3:部首は両者ともに「凵(かんにょう・うけばこ)」に属し、漢検準2級レベルの書き順・部首問題でも頻出の重要漢字である。
【凸凹の画数は何画?】大人も驚く「実はどちらも5画」という真実
「凸」と「凹」を目の前にして画数を尋ねられると、多くの大人が「6画か7画くらいだろうか」と迷いを口にします。角が直角に入り組んでいるため、曲がり角ごとにペンを離してカウントしてしまいがちですが、文部科学省の筆順指導基準において「凸」も「凹」も正しくは5画です。
漢字の画数計算には「転折(てんせつ)」と呼ばれる原則が存在します。横から縦、あるいは縦から横へと折れ曲がる部分をペンを離さずに一筆で書く場合、角があっても「1画」として数えます。このルールが適用される結果、一見複雑なブロック細工のような両漢字も、わずか5画というコンパクトな構造に収まります。
中学校で習う常用漢字であり、漢検では準2級(高校在学レベル)に配当されている両文字は、大人向けの漢字クイズや就職試験の一般常識テストでも定番の「引っ掛け問題」として知られています。
【凸(でこ・トツ)の正しい書き順】1画目はどこから?迷わず書ける全5ステップ
「凸」を書く際、中央の飛び出た山部分のてっぺんから書き始めてしまう人が目立ちます。正解となる筆順は、漢字の基本原則である「左から右へ」「上から下へ」のセオリーに忠実に設計されています。
正しい「凸」の筆順ステップは以下の通りです。
1画目:左端の短い縦棒(丨)
まずは左側の短い縦棒を上から下へ引きます。中央の突起ではなく「一番左の壁」からスタートするのが鉄則です。
2画目:中央の横から右の縦へ折れる(𠃍)
中央の飛び出た突起のてっぺん左側から水平に右へ引き、角で直角に下へ折れ曲がります。ここを一筆(横折れ)で書きます。
3画目:突起の左側の縦棒(丨)
中央の突起の左側、上から下へと縦棒を下ろします。
4画目:右側の横から下へ折れる(𠃍)
突起の右下から右端へ水平に伸ばし、右端の角で下へ折れ曲がります。右側の外壁を作るイメージです。
5画目:底辺の横棒(一)
最後に、一番下の底辺を左から右へ一気に引いて全体を閉じます。
「中央の山を完成させてから周囲を書く」のではなく、左の縦→中央の屋根→左の柱→右の壁→底面という順序を意識すると、バランスの整った美しい字形に仕上がります。
【凹(ぼこ・オウ)の正しい書き順】実は凸と違う?正しい筆順と運筆ルート
「凸」と対をなす「凹」も、1画目のスタート位置は共通していますが、内部の窪みを作る運筆が独特です。「書き順が分からず適当に四角を組み合わせている」というケースが最も多い文字でもあります。
正しい「凹」の筆順ステップを整理します。
1画目:左端の長い縦棒(丨)
凸と同様に、まずは左側の外壁となる縦棒を上から下へしっかり引きます。
2画目:左上の横から窪みの左壁へ下りる(𠃍)
左上から右へ水平に進み、中央の窪みに差し掛かったところで直角に下へ折れ曲がります。ここを一筆で処理します。
3画目:窪みの底の横棒(一)
窪んだ部分の底面を、左から右へ水平に短く引きます。
4画目:窪みの右壁を上へ…ではなく「右上の横から右端の縦へ」(𠃍)
窪みの右上からスタートし、右へ水平に進んでから右端の外壁として下へ折れ曲がります。
5画目:底辺を左へ結ぶ、または底を通る横棒(一)
最後に下部を水平に結び、文字の土台を完成させます(字形フォントや流派により、4画目・5画目の折れ曲がり連結の扱いに微差がありますが、漢検基準では左壁→内側→右壁→底の5画構成が基本です)。
内側の窪みを先に形作ってから外枠へ展開していく構造を理解すると、迷いが消えます。
【一発で覚えられる裏ワザ】凸凹の書き順を一生忘れない簡単な覚え方
理屈は分かっても、いざ書く瞬間に忘れてしまうという方に向けて、直感的に記憶できる2つのメンタルモデルを紹介します。
①「左の柱を立ててから屋根をかける」の法則
凸も凹も、「まずは一番左の縦柱を立てる」という共通ルールを持っています。「どちらも左端の縦棒(1画目)から始まる」と決めておくだけで、書き出しで迷う確率はゼロになります。
②「左から右へのブロック組み立て」イメージ
漢字は基本的に左から右へと流れます。凸であれば「左柱 → 中央の笠 → 左の支柱 → 右の笠 → 底板」、凹であれば「左柱 → 左の肩 → 谷底 → 右の肩 → 底板」と、左から右へ順にパーツを並べていくリズムで覚えると、指先が自然に動くようになります。
【部首と読み方の深掘り】「凵(かんにょう)」の秘密と「でこぼこ・おうとつ」の使い分け
「凸」と「凹」の部首をご存じでしょうか。一見すると部首が見当たらない記号のような漢字ですが、漢和辞典では両方とも「凵部(かんぶ / かんにょう・うけばこ・うけがこ)」に分類されます。器や窪んだ入れ物の形を象った部首であり、まさに文字の形状そのものが部首のルーツと直結しています。
また、熟語としての読み方にも興味深い特徴があります。
日常会話では「凸凹」を「でこぼこ」と訓読みするのが一般的ですが、音読みでは「おうとつ(凹凸)」と発音します。ここで注目したいのが文字の並び順です。
- 「凸凹」と書く場合:主に「でこぼこ」と読まれ、地面が荒れて荒廃している様子や、揃っていない状態を視覚的に表現する際に好まれます。
- 「凹凸」と書く場合:主に「おうとつ」と読まれ、工業製品の噛み合わせ、地形の高低差、学術・技術的な文脈において公式に使われる傾向があります。
古代中国の甲骨文字や金石文の時代から、両文字は事物の形状をダイレクトに写し取った「象形文字」として成立しました。漢字の歴史の中でも極めて特殊な、視覚的リアリズムを極めた造字法です。
【漢検対策にも必須】試験で狙われる「凸凹」の3大トラップと採点基準
日本漢字能力検定の準2級や2級において、「凸」と「凹」は受験者をふるい落とす定番のトラップ漢字です。特に失点しやすい3つのポイントを押さえておく必要があります。
トラップ1:1画目の誤りによる即減点
筆順問題で「3画目はどれか」といった設問が出た際、1画目を中央から始めてしまうと連鎖的にすべての画順が狂い、不正解となります。
トラップ2:画数の過剰カウント
「凸」の角をすべてバラバラに数えて7画と回答してしまうミスが多発します。「横と縦の折れ曲がり(𠃍)は1画」という原則を徹底してください。
トラップ3:部首の名称記述
部首名を問われた際、「うけばこ」「かんにょう」のいずれかを正確に漢字または指定の仮名で記述できるかどうかが合否を分けます。
【凸凹の書き順】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:凸と凹はどちらも1画目は同じですか?
A1:はい、全く同じです。両文字とも「左端の縦棒(丨)」を上から下へ引くところからスタートします。
Q2:「凸凹」と「凹凸」はどう使い分けますか?
A2:意味はほぼ同義ですが、一般的な話し言葉や文章で「でこぼこ」と読ませる場合は「凸凹」、ビジネス文書や技術用語で「おうとつ」と音読みする場合は「凹凸」と表記するのが慣例です。
Q3:漢検で「凸」の筆順を正しく書く最大のポイントは?
A3:2画目で中央の上の横から右縦へと折れ曲がる「𠃍(横折れ)」を一筆で運筆することです。ここを2画に分けないよう注意してください。
Q4:パソコンやスマートフォンで手書き入力する際、認識されにくいのはなぜですか?
A4:手書き入力システムは内部で筆順データを参照している場合が多く、正しい書き順から外れて中央から書き始めると、別の記号や誤字として判定される原因になります。
まとめ:正しい筆順を知れば「凸凹」は美しく書ける
「凸」と「凹」は、一見すると直感的な図形のように見えながら、漢字本来の伝統的な運筆セオリーが緻密に組み込まれた文字です。
総画数はともに5画、スタートはどちらも左端の縦棒から。この明快なルールを一度インプットしておけば、手書きの場面で迷うことは二度とありません。美しい文字を書くための基本として、ぜひ日常の筆記に役立ててください。 (出典: 凸凹 書き 順(Yahoo!ニュース))